効果的なレスポンス広告の作り方—4つのパーツ・結果篇
レスポンス広告 レスポンスブランディング理論
2020/03/16
効果的なレスポンス広告は「結果」「実証」「信頼」「安心」の、4つのパーツで構成されています。(参照:効果的なレスポンス広告は「4つのパーツ」で作る)
今回の「レスポンス広告の制作現場」では、その中の一つ、「結果」パーツにフォーカスして説明しようと思います。
「結果」パーツとは、ベネフィット
「結果」パーツとは、消費者がその企業・商品から得られる最大のベネフィット(恩恵)。
そのベネフィットが、他社よりも秀でていればいるほど、広告のレスポンス(集客・売上げ)獲得力が上がります。
例えば痩身エステの場合
「痩せる」というが、ベネフィットです。
たまに「最新の〇〇マシンを導入」とか「納得行くまで通い放題」などの特長を「結果」パーツと間違う方がいらっしゃいますが、これはなぜ「結果」が実現できるのかを説明するための「実証」パーツです。ベネフィット(恩恵)とは、異なります。
最強の「結果」パーツは、ビフォーアフター
また効果的なレスポンス広告をつくるには、メインビジュアル&キャッチコピーで「結果」を表現することが大切です。
具体的に、何をメインビジュアルにしようか、どんなメッセージをキャッチコピーにしようか、と悩まれる方も多いと思います。
そのような時は、その商品を購入した消費者のビフォーアフターを表現してみてください。
ビフォーアフターは、最も消費者に伝わる「結果」パーツです。
痩身エステの場合であれば「1回の施術でマイナス〇cm」ということになります。
ただ薬事法・景品表示法などの規制により、ビフォーアフターを表現できないことも多いので注意が必要です。
ビフォーアフターが表現できない場合は、
アフターだけを表現する(例えば、痩せている人のビジュアルを訴求する)
ビフォーだけで表現する(例えば、太っている人のビジュアルを訴求する)
などが考えられます。
どう表現すれば、法律を守りながら、消費者にビフォーアフターを伝えられるかを考えて、ビジュアル&コピーを開発するようにしましょう。
競合他社より秀でた「結果」か
そして、もう一点大切なことは、競合他社より秀でた「結果」か。という事です。
現在は、どの業界も成熟したマーケットになり、他社も同じような「結果」を訴求してきていることが多々あります。
貴社が「1回の施術でマイナス5cm」としっかり「結果」を訴求していても
他社が「1回の施術でマイナス8cm」と訴求しているかもしれません。
それではせっかくの広告が効果を発揮しません。
インターネットの発達により、すぐに他社の情報と比較できるようになりました。
消費者は商品の購入を検討する際に、広告を目にした一社の商品だけを見て、購入を決定しなくなっています。
広告を展開する際は、しっかり競合の訴求を調査したうえで、それに勝る「結果」を訴求するようにしましょう。
広告を作る前に、他社との比較表を作って、現状の商品力を客観的に捉えることも有効です。
以上のようなポイントを理解したうえで、いかに「結果」を訴求するかを考えることが、効果的なレスポンス広告をつくるに、とても重要なのです。