「レスポンス広告」と「ブランド広告」違いと使い分けのポイントとは?
2025/07/30

「レスポンス広告」と「ブランド広告」違いと使い分けのポイントとは?
広告にはさまざまな種類がありますが、その目的によって大きく2つに分けられることをご存じでしょうか。
それが、「レスポンス広告」と「ブランド広告」です。
この2つは、見た目や作り方が似ていても、目指すゴールや設計の考え方がまったく異なります。
広告を出してもなかなか効果が出ない、という場合、そもそも目的と手法が合っていないことも少なくありません。
この記事では、「レスポンス広告」と「ブランド広告」の違いをわかりやすく解説し、目的に応じた使い分けの考え方をご紹介します。
レスポンス広告とは?──“すぐに行動”を引き出す広告
レスポンス広告(ダイレクトレスポンス広告)とは、見た人から何らかの具体的な行動=レスポンスを引き出すことを目的とした広告です。
たとえば、
・資料請求
・商品購入
・お問い合わせ
・来店予約
・メール登録やLINE登録
など、「行動に移ってもらう」ことを前提として設計されます。
このような広告は、効果が数字ではっきりと可視化できるのが特徴です。
クリック率、申込数、購入率、反応率といった数値をもとに改善を重ねることができるため、短期的に成果を出したい企業やキャンペーンに向いています。
ブランド広告とは?──“印象と信頼”を築く広告
一方で、ブランド広告は、すぐに行動を促すことを目的とはしていません。
企業や商品に対して「良さそう」「信頼できそう」といった好印象や安心感を築くことが主な目的です。
テレビCM、駅の看板、雑誌の見開き広告、企業の理念動画などがその代表例です。
すぐに問い合わせや購入につながるわけではありませんが、長い目で見れば「この会社なら任せてもいいかも」と思ってもらえる“種まき”のような役割を担っています。
つまり、ブランド広告は中長期的な視点で企業価値を高めるための広告です。
レスポンス広告とブランド広告、どちらが優れている?
この問いに対する答えは、**「目的による」**という一言に尽きます。
たとえば、今すぐ売上を上げたい、キャンペーンを成功させたいという場合は、レスポンス広告が適しています。
反対に、まだ認知度が低く、企業のイメージや信頼感を育てる段階であれば、ブランド広告が効果を発揮します。
「どちらが良い広告か」ではなく、「今、自社が何を目指しているのか」によって選ぶべき広告のタイプが決まるのです。
使い分けの考え方──“今、誰に何を伝えるべきか”を明確にする
どちらの広告を選ぶかを判断するには、まず広告の目的を明確にする必要があります。
長期的に顧客との関係を築きたい → ブランド広告+レスポンス広告の併用
企業の成長段階や取り組みたい課題によって、広告の使い方は変わってきます。
レスポンス広告とブランド広告の連携が理想的
実際の広告運用では、この2つを組み合わせることが成果を最大化するカギになります。
たとえば、ブランド広告で「信頼できそうな会社」という印象を先に持ってもらい、そのあとにレスポンス広告で「今なら初回無料」「このボタンから申込」という具体的な行動を促せば、反応率は格段に上がります。
ある企業では、ブランディング映像をSNS広告として配信した後、限定キャンペーンのLPを展開するという手法で、
「初回接触から申込までの流れ」がスムーズに設計され、実際の問い合わせ率が2倍以上に伸びました。
このように、ブランド広告で“心の準備”をつくり、レスポンス広告で“行動”を引き出す流れが理想的なのです。
当社の取り組み──目的に応じた広告設計
株式会社ディーズでは、広告制作のすべての工程において、「誰に、何を、どう伝えるか」を設計の起点としています。
私たちは、デザインだけでなくコピーや導線までトータルで企画し、レスポンス広告にもブランド広告にも強みを持っています。
たとえば、
チラシやLPなど、行動を促す構成設計
企業紹介パンフレットや理念動画など、ブランドイメージを高めるクリエイティブ
紙とWebを連携させた導線設計
データに基づいた効果検証と改善提案
など、広告の目的と媒体の特性に合わせた最適な広告をご提案しています。
短期成果だけでなく、中長期的な信頼づくりにも貢献できるのが、プロとしての私たちの仕事です。
まとめ──広告は「目的」によって使い分けるもの
広告には「すぐに反応を得る」ためのものと、「長期的な信頼を築く」ためのものがあります。
それが、レスポンス広告とブランド広告です。
どちらが正解かではなく、今の課題や目標に合わせて、どちらを使うか、または組み合わせるかが重要です。
そして、その判断には、経験と知識、そして戦略的な視点が必要です。
もし「今、どんな広告を出せばよいのかわからない」と感じているなら、まずは一度ご相談ください。
私たちが、あなたの目的に合った最適な広告戦略をご提案いたします。